この記事のポイント
- トミタ式おろし金は刃を使わない独自構造のステンレスおろし金
- 「あじろ模様突起」で大根もにんにくもふわっと仕上がる
- 卓上タイプの「1」と片手で使える「2」の2タイプ展開
- 燕三条の職人技で作られた日本製の上質な作り
- スポンジが引っかからず洗いやすいので衛生的に使える
毎日のお料理で意外と出番が多いのが「おろし金」。大根おろし、すりおろし生姜、にんにく、わさびなど、薬味を作る場面は多いものの、従来のおろし金は指をケガしやすい・洗いにくい・食材を最後まで使い切れないといった不便さがつきものでした。
そんな悩みを解決してくれるのが、燕三条で作られている「トミタ式おろし金」です。鋭い刃を一切使わず、独自の凹凸で食材をすりおろすという発想で、テレビ番組でも紹介され話題になっています。
この記事では、トミタ式おろし金の仕組みや種類、使えるお食材、お手入れのコツまで、キッチンに迎える前に知っておきたい情報を整理してお届けします。
トミタ式おろし金とは
トミタ式おろし金は、新潟県の燕三条にある株式会社トミタが開発したステンレス製のおろし金です。燕三条といえば、金属加工で世界的に知られている職人の街。包丁や鍋など、長く使える調理道具づくりの技術が集まる地域として知られています。
このおろし金の最大の特徴は、なんといっても鋭利な刃を一切使っていないという点です。一般的なおろし金は、金属の表面にギザギザの刃を起こすことで食材を削り取りますが、トミタ式おろし金は突起の形と配置だけで、食材をすりおろせるよう設計されています。
豆知識:刃がないことで、おろし面に触れても痛くないため、お子さんがいるご家庭でも安心して扱えます。また、おろし金特有の「指を擦って血がにじむ」事故からも解放されます。
素材には18-8ステンレス鋼を採用しており、サビに強く衛生的。日本製ならではのていねいな仕上げで、長く使い続けられる耐久性を備えています。
刃がない仕組み「あじろ模様突起」の秘密
トミタ式おろし金が「刃なしでもしっかりおろせる」理由は、独自に開発されたあじろ模様突起にあります。網代(あじろ)模様というのは、竹や木を斜めに編んだ伝統的な模様のこと。同じように、突起が千鳥状に交差して配置されています。
このレイアウトには、おろし金にとって大切な利点があります。
- 抵抗が分散される:突起が均等な間隔ではなく交差配置されているため、食材にかかる力が散らばってスムーズにおろせる
- 目詰まりしにくい:すりおろした食材が突起の間に逃げやすく、力をかけずに連続しておろせる
- 食材の繊維を潰しすぎない:刃で「切る」のではなく「擦り潰す」ため、ふわっとした食感に仕上がる
仕上がりの違い:大根おろしは特に違いがわかりやすく、空気を含んだようなふわふわの食感に仕上がるという声が多く聞かれます。焼き魚の付け合わせや、おろし蕎麦の上にのせると、食感の良さがダイレクトに伝わります。
また、おろし面の縁が立ち上がったお皿のような形状になっているため、水分の多い大根などをすりおろしても、おろし金からあふれにくいというメリットもあります。
トミタ式おろし金のラインナップ
トミタ式おろし金には、用途別に2つのモデルが用意されています。さらにそれぞれにシルバーとブラックのカラーバリエーションがあり、合計4種類から選べます。
| モデル | タイプ | サイズ | 重量 |
|---|---|---|---|
| トミタ式おろし金 | プレート型(卓上) | H5×W180×D80mm | 約110g |
| トミタ式おろし金2 | アーチ型(ハンディ) | H10×W163×D50mm | 約70g |
トミタ式おろし金(卓上プレート型)
初代モデルとなるトミタ式おろし金は、平らなプレート形状の卓上タイプ。サイズは幅18cm×奥行8cmと、両手で扱いやすい大きさです。テーブルやまな板の上に置いて使えるので、大根のようにある程度量のあるものをまとめておろすのに向いています。
縁が反り上がっているため、すりおろした食材や水分があふれにくく、そのまま器代わりにすることもできます。来客時に薬味をおろしたら、おろし金ごと食卓に出してそのままサーブできるという、見せ方の自由度の高さも魅力です。
向いている使い方:大根おろしをたっぷり作りたいとき、複数の薬味をまとめて下ごしらえしたいとき、お餅つきの後の大根おろしなど、量を必要とする場面で活躍します。
トミタ式おろし金2(ハンディアーチ型)
2代目モデルとなるトミタ式おろし金2は、丸みのあるアーチ型のハンディタイプ。重量は約70gと軽く、片手で持ったまますりおろせるのが特徴です。サイズも幅16.3cm×奥行5cmとコンパクトで、引き出しに収納しやすいサイズ感です。
アーチ状の形状を活かして、おろし器の下にお皿を置いたり、フライパンや鍋の上で直接にんにくを擦り入れたりと、調理の流れの中で使いやすいデザインになっています。少量だけ薬味が欲しい場面で、サッと取り出して使えるのが便利です。
向いている使い方:パスタやサラダの仕上げにチーズを削るとき、生姜をひとかけだけすりおろしたいとき、にんにくをフライパンに直接擦り入れたいときなど、調理しながら気軽に使う場面に向いています。
トミタ式おろし金 ブラック
シルバーと並ぶカラーバリエーションがブラック。18-8ステンレス鋼に黒発色仕上げをほどこした上品なルックスで、モダンなキッチンや黒・グレーで統一されたインテリアによくなじみます。サイズや基本性能はシルバーと同じですが、見た目の印象が大きく変わるため、好みのテイストで選べます。
ブラックはステンレスの光沢を抑えた落ち着いた質感で、食材の色が映えやすいのもポイント。大根おろしの白さや、わさびの緑が、よりはっきりと美しく見えます。
トミタ式おろし金でおろせる食材
トミタ式おろし金は、シンプルな大根おろしから繊細な薬味まで、幅広い食材に対応します。代表的な食材ごとに、おろした時の特徴をまとめました。
大根
もっとも出番が多い食材のひとつが大根です。トミタ式おろし金で大根をすりおろすと、空気を含んだようなふんわりとした仕上がりになります。水分の出方も穏やかで、ベチャッとなりすぎず、焼き魚や鍋物の薬味として上品な仕上がりになります。
大根は直径が太いため、おろしやすくするためにあらかじめ細めのスティック状にカットしてから使うのがコツです。円を描くようにくるくると回しながらおろすと、軽い力でもスムーズに進みます。
にんにく
にんにくのような小さくて指を切りやすい食材も、トミタ式おろし金なら最後まで安心して使い切れます。皮をむいたにんにく一片を、おろし面の上でやさしく回すだけで、なめらかなペースト状にすりおろせます。
しょうが
しょうがは繊維が強く、おろしにくい食材として知られていますが、あじろ模様突起のおかげでスムーズにおろせます。繊維が突起に絡みつきにくいため、目詰まりを起こしにくいのも魅力です。
わさび
本わさびのように細やかな仕上がりが求められる食材にも対応します。やさしく円を描くようにすりおろすことで、香り立ちのよい仕上がりになります。
その他の食材
- りんご:すりおろしりんごをふわっとした食感に
- 玉ねぎ:ドレッシングやハンバーグ用にスムーズにおろせる
- チーズ:ハードタイプのチーズも削れる
- 長芋・山芋:粘り気のある食材も最後まで使い切りやすい
食材が小さくなっても安心:従来のおろし金では「あと少し」のところで指を擦ってしまう場面でも、トミタ式は刃がないため、食材を限界まで使い切れます。食品ロスを減らすという観点でもうれしいポイントです。
トミタ式おろし金が支持される理由
1. 鋭い刃がない安心感
従来のおろし金は、金属の刃を起こしてあるため、洗うときに指を擦ってしまうことがありました。トミタ式は突起のみで構成されているため、素手で触っても痛くないという安心感が大きな魅力です。お子さんがお手伝いをするときも、心配が少なくなります。
2. 最後まで使い切れる
大根の端っこ、にんにくのかけら、しょうがの欠片など、従来のおろし金では指が当たって危険だった「あと少し」の部分も、トミタ式なら最後まで安全におろし切れます。食材を無駄なく使えるのは、毎日の料理で地味にうれしいポイントです。
3. スポンジが引っかからない洗いやすさ
鋭い刃がないので、スポンジが引っかかったり破れたりしません。これは想像以上に大きなメリット。ササッと洗ってサッと乾く、ストレスフリーな手入れのしやすさが日々の家事を軽くしてくれます。食材カスや匂いも残りにくく、衛生的に使い続けられます。
4. 仕上がりがふわっと美味しい
あじろ模様突起の効果で、すりおろした食材は空気を含んだふんわりとした食感に仕上がります。焼き魚の付け合わせ、蕎麦の薬味、ハンバーグのソースなど、料理の格を一段上げてくれる仕上がりです。
5. 燕三条の品質と耐久性
金属加工の聖地、燕三条で作られた日本製。18-8ステンレス鋼の本体はサビに強く、長く使い続けられます。突起の形状は丈夫で、研ぎ直しの必要がないため、買い替えのタイミングを気にせず安心して使えます。
6. 食卓にも出せるデザイン性
シンプルで洗練されたフォルムは、そのまま食卓に出してもサマになる美しさ。シルバーとブラックの2色から、キッチンインテリアに合わせて選べます。
利用者の声:「仕上がりがふわふわで感動した」「洗うのが本当に楽になった」「子どもがお手伝いするときに安心」といった評価が多く寄せられているおろし金です。
使い方のコツと注意点
基本の使い方
トミタ式おろし金の基本的な使い方は、円を描くように食材を回しながらすりおろすだけ。一方向に押し付ける従来の使い方ではなく、軽い力でくるくると円運動させるのがコツです。
大きな食材はカットしてから
大根や人参のように太い食材は、そのままだとおろし面に対して大きすぎるため、細めのスティック状にカットしてから使うとスムーズです。長さは10cm程度、太さは2〜3cm角を目安にすると、握りやすく扱いやすいサイズになります。
力を入れすぎない
あじろ模様突起はやさしい力でもしっかりおろせる設計です。強く押し付けるよりも、軽くなでるように動かす方が、食材本来の食感を活かしたふわっとした仕上がりになります。
知っておきたいこと:あまりに硬い食材(凍ったままの食材など)や、極端に大きな塊は、おろすのに時間がかかる場合があります。常温に戻してから、適切なサイズにカットして使うのがおすすめです。
お手入れと収納のポイント
洗い方
使用後は食器用洗剤とスポンジでサッと洗うだけ。鋭い刃がないので、スポンジが引っかからず、隅々まできれいに洗えます。食材カスが残りにくい設計なので、特別なブラシも不要です。
水切りと乾燥
洗った後は布巾で水気を拭き取るか、立てかけて自然乾燥させます。ステンレス製なのでサビにくいですが、しっかり乾かしてから収納することで、より長く美しい状態を保てます。
収納方法
トミタ式おろし金1は厚さわずか5mmと薄型なので、引き出しの中にもスッキリ収まります。立てかけて収納できる隙間にもおさまりやすく、キッチンの限られたスペースを有効活用できます。トミタ式おろし金2はアーチ型ですが、ハンディサイズなので場所を取りません。
お手入れのコツ:にんにくや生姜など匂いの強い食材を使った後は、ぬるま湯と中性洗剤で洗うことで、匂い残りを防ぎやすくなります。突起の隙間に食材カスが残らないため、匂い移りの心配も少なくて済みます。
どちらを選べばいい?選び方のポイント
トミタ式おろし金1と2、どちらを選ぶか迷ったら、以下の観点で考えてみてください。
トミタ式おろし金1(卓上プレート型)がおすすめな人
- 大根おろしを頻繁に作る家庭
- 家族の人数が多く、薬味もたっぷり量必要
- テーブルに置いておろしたい、または食卓にそのまま出したい
- 引き出し収納にこだわらず、フラットなものを置けるスペースがある
トミタ式おろし金2(ハンディアーチ型)がおすすめな人
- 少量だけサッとすりおろしたい
- 調理中に鍋やフライパンの上で直接使いたい
- キッチンスペースが限られていてコンパクトに収納したい
- 一人暮らしや少人数家族
カラーで選ぶ
機能はシルバーもブラックも同じですが、キッチンの雰囲気で選ぶのもおすすめです。明るくナチュラルなキッチンならシルバー、モダンで洗練された印象のキッチンならブラックがマッチします。
両方使いもアリ:用途で使い分けたい方は、卓上タイプとハンディタイプの両方を揃えるのも一案です。大根は1で、薬味は2で、と使い分けると、料理の効率が一段上がります。
長く使えるキッチンツールを選ぶ意味
キッチンツールは、毎日のように手に取るものだからこそ、本当に使いやすいものを選びたいところです。安価なおろし金を何度も買い替えるより、長く愛用できる質の高いものを一つ持つ方が、結果的に満足度の高い選択になることが多いです。
トミタ式おろし金は、燕三条の職人技で作られたステンレス製。サビにくく丈夫で、突起の形状も研ぎ直し不要なので、何年も使い続けられる耐久性を備えています。日常の料理を少しでも快適にしてくれる、長い付き合いの道具として候補に入れたいアイテムです。
ギフトにも:シンプルで上質なデザインは、結婚祝いや引っ越し祝い、母の日のギフトとしても評価されています。実用性と美しさを兼ね備えたキッチンツールは、贈り物としても喜ばれます。
まとめ
トミタ式おろし金は、燕三条で生まれた刃を使わないステンレスおろし金です。独自の「あじろ模様突起」によって、刃なしでも食材をスムーズにおろせる工夫がほどこされており、ふわっとした仕上がりと安全性、洗いやすさを両立しています。卓上型の「1」と、ハンディ型の「2」の2モデル展開で、それぞれにシルバーとブラックのカラーバリエーションがあります。用途やキッチンの雰囲気に合わせて選べる柔軟さも魅力です。
刃がないトミタ式おろし金の魅力と安全で洗いやすい燕三条製の選び方をまとめました
毎日の料理で活躍するおろし金だからこそ、使い心地・安全性・手入れのしやすさにこだわって選びたいものです。トミタ式おろし金は、鋭い刃を使わない発想で、従来のおろし金が抱えていた悩みをスマートに解決してくれます。大根もにんにくもしょうがも、最後の一片まで安心して使い切れる頼もしさは、一度使うと手放せない快適さです。卓上型かハンディ型か、シルバーかブラックか、自分の料理スタイルに合った一台を選んで、ふんわりとした美味しい薬味を毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。長く付き合えるキッチンの相棒として、トミタ式おろし金を候補に加えてみる価値は十分にあります。




