長谷園の土鍋で旨味たっぷり!かまどさんでふっくらご飯

長谷園とは

長谷園は、約190年の歴史を持つ伊賀焼の老舗窯元です。江戸時代から現在まで、伊賀陶土の特徴である優れた耐火性を活かした陶製調理道具を製造し続けています。かつて直火にかけられる陶土は伊賀でしか採掘できなかったことから、長谷園の歴史は日本の土鍋の歴史そのものと言えます。

同社は単なる調理器具メーカーではなく、炊く・燻す・蒸す・焼くなど、機能に特化した土鍋を開発・製造する企業として知られています。プロの料理人からも愛用されており、家庭での食卓を豊かにする製品を多数展開しています。

伊賀土鍋の特徴

長谷園の土鍋は、300~400万年前の古琵琶湖層から採掘した伊賀の粗土を使用しています。この土には特殊な特性があり、高温で焼成すると遺骸が燃え尽きて細かい気泡ができ、多孔質な生地になります。このため「呼吸する土」と呼ばれるほどの特徴を持ち、優れた耐火度と高い遠赤外線効果を備えています。

土鍋の表面がザラザラしているのは、実は機能的な設計です。職人の手で土に削りを加え、表面積を増やすことで、火の当たる効率を良くしたり、吸水性を高め、気化熱効果も発揮します。このようなこだわりの設計により、エネルギーを無駄遣いしない料理を実現しています。

遠赤外線効果

伊賀土鍋の最大の特徴は、遠赤外線を放出する多孔質な生地です。この特性により、食材の芯まで熱が浸透し、ゆっくりと均等に温めることができます。金属製の調理器具に比べて沸騰するまでの時間はかかりますが、沸騰した時点でほぼ食材に火が通っている状態になるため、比較的短時間で調理が完了します。

保温性と蓄熱力

土鍋は温まると熱を逃さず保温する特性があります。特に長谷園の製品は肉厚な成型により、熱をしっかり蓄え、穏やかに温めてくれます。この蓄熱力の高さにより、火を切った後の余熱調理も効果的に機能し、エネルギー効率の良い調理が可能になります。

食材の旨味を引き出す

土鍋は急騰、急冷しないポーラス(多気孔)な生地のため、食材の酵素が働く40℃~60℃の温度帯を長く保ちます。ゆっくり温まり、ゆっくり冷めることで、食材に酵素が長時間作用して、旨味と甘味が増えるという特徴があります。

調理の利便性

土鍋で調理する際、沸騰した時に土鍋に入った貫入(釉薬表面の細かなヒビ)から小さな泡が連続して生まれ、食材を優しく包み込みます。そのため食材が鍋の中であまり動くことなく、煮くずれしにくく、灰汁もあまり出ません。この特性により、調理がより簡単で、仕上がりも美しくなります。

かまどさんについて

長谷園を代表する製品が「かまどさん」です。この炊飯土鍋は、毎日のご飯をおいしく炊くために設計された専門的な調理器具です。

かまどさん 二合炊き

かまどさんの二合炊きは、1~2人の家庭や少人数での使用に最適なサイズです。この製品は、伊賀焼の特徴を活かした設計により、お米の芯まで熱が通り、ふっくらとした粒立ったご飯が炊きあがります。

直火部分が特に分厚く形作られており、肉厚な成型が熱をしっかり蓄え、穏やかに温めてくれます。炊飯時には最初に中強火にかけてもお米を焦げ付かせず、しっかり温め、後半には熱を逃がさずしっかり蒸らしてくれるため、火加減の調節が不要です。

かまどさんの特徴的な設計として、中ふたと上ふたの二重構造があります。これが圧力釜の役目を果たし、吹きこぼれを防ぎながら、鍋の中の圧力が高まることでシャキッと粒立ったご飯が炊きあがります。ふたの重みによって鍋の中の圧力が高まり、ツヤツヤに輝く粒立ったご飯が毎日食べられるという利点があります。

使用されている伊賀の粗土は木のおひつと同じように呼吸をするため、ご飯のべたつきを防いでくれます。また、遠赤外線効果の高い釉薬を使用しているため、ふっくらとした炊きあがりが実現します。

白飯はもちろん、春は筍、夏には新生姜、秋には栗、冬は牡蠣といった旬の食材を使った炊き込みご飯も美味しく炊くことができます。

伊賀土鍋 白釉 中 2人~4人用

中サイズの伊賀土鍋は、2~4人の家族での使用に適した容量1600mlの製品です。この土鍋は、卓上で囲んだときの見た目にこだわり、土鍋全体に釉薬を掛けた美しい仕上がりが特徴です。

内側までしっかり釉薬を掛けるために、土鍋を重ねずに一個ずつ並べて焼成されています。この丁寧な製造プロセスにより、高い品質と美しい外観が実現しています。

この中サイズは、煮込み料理から炊飯まで、様々な調理に対応できる汎用性の高い製品です。伊賀土鍋の遠赤外線効果により、食材の芯まで熱が浸透し、温まると熱を逃さず保温するため、炊飯や煮込みだけでなく、炒めものなども土鍋でおいしく作ることができます。

土鍋調理の利点

調理時間の短縮

遠赤外線を放出するポーラス(多孔質)な生地でゆっくり温める土鍋調理は、沸騰した時点でほぼ食材に火が通っている状態になります。そのため、比較的短時間で食材の芯まで熱を通すことが可能となり、調理時間を効率的に短縮できます。

食材の品質維持

土鍋が沸騰した時、土鍋に入った貫入から小さな泡が連続して生まれ、食材を優しく包み込みます。そのため食材が鍋の中であまり動くことなく、煮くずれしにくく、灰汁もあまり出ません。この特性により、食材の形状や色合いが美しく保たれます。

旨味の増加

土鍋はゆっくり温まり、ゆっくり冷めることで、食材に酵素が長時間作用します。この過程で、旨味と甘味が増えるという特徴があります。特に煮込み料理では、この効果が顕著に現れ、深い味わいの料理が完成します。

エネルギー効率

土鍋の高い蓄熱力により、火を切った後の余熱調理が効果的に機能します。これにより、ガスや電気などのエネルギー消費を削減でき、環境にも家計にも優しい調理方法となります。

長谷園の製品開発へのこだわり

長谷園は、伊賀陶土の特徴である耐火性を活かした陶製調理道具を、開窯時から190年間作り続けています。この長い歴史の中で、職人たちは常に製品の改善と革新に取り組んできました。

同社は、うっかり上ふただけが割れてしまったというお客様のご要望に応えるため、土鍋の各パーツを個別に販売するなど、顧客サービスの充実にも力を入れています。これにより、長く愛用できる製品として、多くの家庭で重宝されています。

土鍋のザラザラした鍋肌も、実は機能的な設計の結果です。職人の手で土に削りを加え、表面積を増やすことで、火の当たる効率を良くしたり、吸水性を高め、気化熱効果も発揮します。このような細部へのこだわりが、長谷園の製品を特別なものにしています。

土鍋の使用方法と注意点

伊賀土鍋を初めて使用する際には、お粥を十分に炊き込むことが重要です。このプロセスにより、お米のでんぷん質が土鍋の細かい気孔を埋め、土鍋の性能を最大限に引き出すことができます。

土鍋は急騰、急冷を避けることが大切です。ゆっくり温まり、ゆっくり冷めるという特性を活かすことで、食材の旨味を最大限に引き出すことができます。

様々な料理への対応

長谷園の土鍋は、炊飯だけに限りません。煮込み料理、炒めもの、蒸し料理など、様々な調理方法に対応しています。土鍋の遠赤外線効果と保温性により、どの調理方法でも食材の旨味を引き出し、おいしい料理が完成します。

特に季節の食材を使った料理では、土鍋の特性がより一層活かされます。春の筍、夏の新生姜、秋の栗、冬の牡蠣など、旬の食材の持ち味を最大限に引き出すことができるのが、土鍋調理の大きな魅力です。

まとめ

長谷園の土鍋は、約190年の歴史と伝統に支えられた、高品質な調理器具です。伊賀陶土の特性を活かした設計により、遠赤外線効果、優れた保温性、食材の旨味を引き出す特性など、多くの利点を備えています。かまどさんをはじめとする同社の製品は、毎日の食卓を豊かにし、おいしい料理を実現するための最適なパートナーとなります。

長谷園の土鍋で旨味たっぷり!かまどさんでふっくらご飯をまとめました

土鍋 長谷園の製品は、単なる調理器具ではなく、食卓の文化を創造するものです。伝統的な製造技術と現代的なニーズを融合させた製品群は、家庭での食事をより豊かで、より美味しいものへと変えてくれます。長年にわたって多くの家庭で愛用されている理由は、その確かな品質と、食材の本来の味わいを引き出す能力にあります。土鍋を囲むことで、家族との時間がより一層充実し、食事の時間がより特別なものになるでしょう。